孤立と無業の負のスパイラル。“SNEP”(スネップ)
=今宵のお月様は、“夕月 #1”=
旧暦で毎月第4日目から毎月第10日目にでる月。今宵は月齢四日目の夕月。
そして、今日の月は、山羊座に位置する金星のエネルギーが月のエネルギーを高める。射手座に位置する水星のエネルギーがプチラッキーな作用を与えてくれる。
さて、【今日はどんな日?】
寂しく、孤独な毎日を過ごす“SNEP(スネップ)”(孤立無業者)と呼ばれる人々の存在が今、注目されている。20~59歳と人生の盛りなのに、仕事なし、友達なし、未婚という状況の人々だ。“SNEP”(Solitary Non-Employed Persons)は、ニート研究の第一人者、東京大学社会科学研究所の教授が提唱した概念である。教授の調査によれば2011年の時点で、“SNEP”の人口はなんと約162万人。2000年代を通して急増し、現在この数は20~59歳の総人口に対して、約2.5%を占める割合となっている。特に1997年から1998年を境に、中高年の男性の間で、就職活動をあきらめた人たちが大きく増え始めたのである。
しかしながら、一度職を失った後、いい年をして就職試験に落ち続ければ、どんなに強い人だって自信をなくすだろう。“SNEP”と聞いて、怠惰な人の自己責任だと思うのは間違いである。今時、“SNEP”は誰にでも起こりうる問題なのである。そして、中高年のひきこもりの問題をもひき起こす引き金になるのである。“SNEP”が“ニート”と大きく異なる点について、無業者を分類する際の切り口が異なる。無業者のうち、普段、知人や友人との交流がない人が“SNEP”に該当する。“ニート”の研究が若年無業者の貧困問題を浮かび上がらせたのに対して、“SNEP”は“孤立”が焦点である。
したがって、“SNEP”は、年齢、性別、経済状況に関係なく、今やどのような人でも無業者になれば孤立しやすくなる“孤立の一般化”は広がっているのである。この分析は、無業になれば、人と接する場所や機会が奪われてしまうことを示している。地縁や血縁は薄くなり続ける世の中で、人と人とのつながりが“仕事”によるものばかりだという現実は、あまりに寂しい。そして、孤独が深まれば深まるほど、社会復帰はますます難しくなる。孤立と無業の負のスパイラルこそが、“SNEP”の最大の恐怖なのだ。つまり、“SNEP”に陥らないためには、地縁や血縁との見直しや、現役時代から友人・知人との繋がりを大切にして行くことが重要となるだろう。
さて、今日は山羊座に位置する金星のエネルギーが月のエネルギーを高めるので、障害に負けない恋をする時期。射手座に位置する水星のエネルギーがプチラッキーな作用を与えてくれるので、向学心旺盛に知性を発揮する。つまり今日は、障害ある恋も成就する時期。そして、向学心を旺盛に知性を高めることで、成長できる。
では、今日も“星と共に女子力アップ!”メリッサ・ローズでした。