ベートーベンの魂は、ロックやパンクだったのか!?
=今宵のお月様は、“十六夜(いざよい)”=
旧暦で毎月十六日目にでる月。「いざよい」は「いさよう・いざよう」から来た言葉。「ためらう・ぐずぐずする」と言う意味がある。満月の翌日の月は、出るのをためらっていると考えたわけである。更に“有明の月 #1”
そして、今日の月は、双子座から蟹座に移動する。天秤座に位置する火星のエネルギーがアンラッキーな影響を及ぼす。しかし、魚座に位置する海王星のエネルギーがラッキーな作用を与えてくれる。
さて、【今日はどんな日?】
年末に耳慣れた曲といえば、クリスマス・ソングと、なぜか“第九”ではないだろうか。“第九”とは、ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーベン(1770~1827)の“交響曲・第9番ニ短調作品125。合唱付き”、この曲は“歓喜の歌”としても知られている。“交響曲”とは弦楽器を主体に管楽器、打楽器などが加わった大規模なアンサンブルで演奏される曲だという。通常は複数の楽章に分かれている。17世紀イタリアで“バロック”と呼ばれる音楽様式が勃興した時に、オペラの序曲が独立し“合奏協奏曲”という大人数で演奏する形式と影響し合ったことで成立した。
しかしながら、古典的な“交響曲”の形式を確立したのは、ベートーベンの師匠でもあるフランツ・ヨーゼフ・ハイドン(1732~1809)だった。ハイドンの時代の“交響曲”は、2つの主題を持つソナタ形式の第1楽章、ゆったりとしたテンポの第2楽章、3拍子のメヌエットという舞曲の第3楽章、そしてソナタ形式、または同じメロディを挟んで様々なメロディが出てくるロンド形式の第4楽章という形式を持っていたという。簡単に言うと、聞いているお客さんに対し、手を替え・品を替え、楽しませ続ける4種類のコース料理の様なものだ。
したがって、ハイドンは77年の生涯で102曲の“交響曲”を作曲している。ベートーベンの一つ上の世代のウォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756~1791)は35年の人生で41曲だ。これから分かるように“交響曲”は、作曲家にとっては比較的さらっと書くことができる楽曲であり、聴き手からすれば肩の凝らないお楽しみのための楽曲形式だったといえる。だが、ベートーベンはその“交響曲”を根本から変えてしまうのである。今でこそ学校の音楽室にしかめ面の肖像画が飾られているが、当時のベートーベンは、現代のパンクやモッズ、あるいはローリングストーンズやビートルズに近しい存在だったようだ。つまり当時は“異端児”と呼ばれていたかも知れない。そんなベートーベンの“第九”が、なぜここ日本の年末に演奏されるのだろう。
さて、今日は双子座から蟹座に移動するので、家族的・仲間的なエネルギーか高まる時期。そして、天秤座に位置する火星のエネルギーがアンラッキーな影響を及ぼすので、ジレンマに苦しみ積極的に行動ができなくなる。しかし、魚座に位置する海王星のエネルギーがラッキーな作用を与えてくれるので、スピリチュアル的な意識が高まり、直感的に行動して吉。つまり今日は、ジレンマに苦しんだ時は、スピリチュアル的効果の高いリラクゼーション方法により開放されるだろう。
では、今日も“星と共に女子力アップ!”メリッサ・ローズでした。